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2024/05/11

体脂肪とは?内臓脂肪と皮下脂肪の違いについて解説!

体脂肪とは?内臓脂肪と皮下脂肪の違いについて解説!

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監修:パーソナルジムARCS代表 上坂 裕一

▪健康運動指導士 ▪FCM技能士2級
▪JATI上級トレーニング指導者
▪加圧スペシャルインストラクター 等

病院併設の健康増進施設に現場責任者として従事し、2021年にパーソナルジムARCSを設立

監修者のご紹介はこちら

みなさま、こんにちは!

つくば市学園の森のパーソナルトレーニングジムARCSでございます。


「体脂肪は何が原因で蓄積される?」「皮下脂肪と内臓脂肪って何が違うの?」 このように疑問に感じている方もいらっしゃるかと思います。


そこで今回は、内臓脂肪と皮下脂肪の違いや、体脂肪が蓄積してしまう原因になどについてを詳しく解説します。ぜひ、ご覧ください!


体脂肪とは?

体脂肪とは、体の脂肪のことを表し、内臓脂肪と皮下脂肪の総称のことを言います。


身体は「水分・タンパク質・脂質・ミネラル」の4つの主要成分でできており、「脂肪・骨・除脂肪軟組織」の3要素に分類できます。

体脂肪はこの3要素の1つで体内に蓄積された脂肪を指します。


体脂肪は、身体にとって必要不可欠ですが、蓄積されすぎると、健康へのリスクが高まる可能性あります。

内臓脂肪とは?

内臓脂肪は胃や腸などの内臓の周りに蓄積する脂肪のことをいいます。上半身に多く脂肪がつきやすいのが特徴です。


内臓脂肪は短期間で蓄積されますが、燃料として簡単に使える脂肪でもあるので、脂肪の中では減らしやすいことが特徴と言えます。


内臓脂肪が過剰につくと「内臓脂肪型肥満」といわれる状態になります。  内臓脂肪型肥満は比較的男性に多いのも特徴の一つです。

また見た目には痩せていても実は内臓脂肪が蓄積しているということもあり、「隠れ肥満」が多いのも内臓脂肪の特徴です。

皮下脂肪とは?

続いて、皮下脂肪についてです。


皮下脂肪とは、皮膚のすぐ下にある「皮下組織」という部分につく脂肪のことで、身体を衝撃から守るクッションのような役割や体温を保つ働きなどがあります。

女性は男性よりも多くの皮下脂肪を蓄えていますが、それは妊娠・出産に備え臓器や赤ちゃんを保護するためです。


お尻や太ももなど主に下半身につくことが多いですが、二の腕など全身につきます。 皮下脂肪は妊娠・出産に備え守る役割があるため、比較的女性の方がつきやすく、じわじわとつくので減らしにくいという特徴があります。


皮下脂肪が過剰に蓄積した状態を「皮下脂肪型肥満」と言います。

皮下脂肪には前述のように体温を維持したり外的な刺激から身体を守ったりする役割もあるため、皮下脂肪を減らしすぎず、適正範囲に保つことが重要といえるでしょう。

体脂肪が蓄積する原因

では体脂肪が蓄積する原因は何でしょう?


体脂肪が蓄積されやすい主な原因について解説していきます。


●食生活の乱れ

体脂肪が増える主な原因の一つが食生活の乱れです。


消費エネルギーより摂取エネルギーが増えると、余ったエネルギーが脂肪となり体内に蓄積します。つまり食べ物から摂取するカロリーが運動で消費するカロリーより多いと、余った分のカロリーは脂肪として蓄えらるということです。


身体のエネルギーとなるのは3大栄養素と言われる①糖質(炭水化物)、②脂質、③たんぱく質の3種類です。

3大栄養素は「エネルギー産生栄養素」と言われており身体にとってとても大切なエネルギー源ですが、摂取しすぎると肥満の原因になってしまいます。 


特に注意が必要なのが脂質と糖質で、過剰摂取すると体脂肪として体に蓄えられてしまいます。

また脂質の過剰摂取は、体脂肪だけではなく、中性脂肪の増加やコレステロールなどを上げ、放置すると脳梗塞や心筋梗塞などの循環器疾患を招く可能性があります。

揚げ物や脂の多いものが好きな人は特に注意をしましょう。


●運動不足

運動不足も体脂肪を蓄える一因です。


前述のように、摂取カロリーが消費カロリーを上回ると、余ったカロリーが脂肪として蓄えられます。

食生活を見直して、摂取カロリーを減らすだけでなく、身体を動かすことで消費カロリーも同時に増やしていくようにしましょう。


軽い運動やトレーニングを始めることももちろん大切ですが、日常の中でもいつもより長く歩いたり、階段を使ったりと少しでも身体を動かすようにしていきましょう。


●基礎代謝の低下

基礎代謝量の低下も、体脂肪がつきやすくなる原因になります。


年齢とともに基礎代謝量は低下する傾向にあるほか、筋肉量の減少によっても低下します。

年齢を重ねて以前よりも脂肪がつきやすくなった方も多くいるかと思います。


基礎代謝が低下すると体温が下がり、血管が収縮して血流が悪くなります。 血液は全身に酸素や栄養を運ぶという重要な役割があるため、体内ではこの機能を改善させようと体温を上げようとし、体脂肪を蓄積させてしまいます。



特に年齢を重ねた中高年の男性はおなか周りに内臓脂肪が蓄えられやすいといわれているので注意が必要です。

●過度な飲酒

特に糖質を多く含むお酒は、エネルギーとして消費されない分が体脂肪になりやすいということがあります。

また、食欲増進のホルモンを分泌させるため体脂肪の中でも内臓脂肪を増加させる要因になりやすいです。


アルコールは1g当たり7.1kcalですが、お酒にはアルコール以外の糖質やたんぱく質が含まれているため、アルコールに含まれるカロリー以上のカロリーを摂取することになり体脂肪が蓄えられやすくなるということです。


また、お酒を飲むと、一緒に脂質や糖質を多く含む食品を好んで食べる傾向にある方も多くいらっしゃいます。

余計に体脂肪が蓄えられやすくなるので注意しましょう。

●自律神経の乱れ

ストレスや不規則な生活などで乱れた自律神経が体内の脂肪の燃焼と貯蔵をコントロールする交感神経の働きを低下させ、体脂肪が蓄積されやすい原因となることもあります。

特に内臓脂肪が蓄積されやすい要因となります。


睡眠不足も自律神経が乱れやすい原因ですので、十分な睡眠時間を確保するようにしましょう。

十分な睡眠をとることは、自律神経やホルモン分泌の機能を正常に保つ上で非常に重要です。 


まずは規則正しい生活を心がけ、ストレスをためないように生活しましょう。


以下の記事ではおすすめのストレス解消を紹介しておりますので、是非ご覧ください。

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内臓脂肪と皮下脂肪の違い

内臓脂肪と皮下脂肪は先述の通内臓につく脂肪と皮下(皮膚の下)につく脂肪のことをそれぞれ指します。 


ここからは内臓脂肪と皮下脂肪、それぞれの特徴と違いを見ていきましょう。


●役割の違い

内臓脂肪と皮下脂肪の違いの一つ目は役割の違いがあります。


それぞれの役割は以下の通りです。


内臓脂肪:内臓の位置の調整や、内臓と内臓のクッションになるような役割

皮下脂肪:全身を覆うように付着し、体温の維持や筋肉などの保護の役割


皮下脂肪も内臓脂肪もネガティブなイメージが先行しがちですが、どちらも身体にとって重要な役割を果たしています。

蓄えられすぎると良くなく、逆に少なすぎても良くないのでどちらも適正範囲であることが大切です。


●脂肪がつきやすい場所の違い

内臓脂肪と皮下脂肪の違い2つ目は、脂肪のつく場所の違いです。  


内臓脂肪:内臓周り(お腹)

皮下脂肪:全身の皮膚のすぐ下(主に下半身) 


内臓脂肪が蓄積している方は、一見太って見えないけどお腹周りがポッコリと出ていることがあります。これは、内臓脂肪が蓄積していることが原因で、男性に多くみられる傾向があります。  


逆に、皮下脂肪は全身につきやすい特徴があり、男性よりも女性の方が蓄積しやすいという傾向にあります。  

特に下半身やお尻につきやすく、皮下脂肪が増えることで、見た目にも脂肪がついたことが分かりやすいです。


●体脂肪のつきやすさ・落としやすさの違い


内臓脂肪と皮下脂肪の違いの3つ目は脂肪のつきやすさと落としやすさ(にくさ)の違いがあります。


内臓脂肪:先につきやすく、先に落ちることが多い

皮下脂肪:少しずつ蓄積し、落ちにくい


ですので、お腹周りにつきやすい内臓脂肪は先ににつき、落ちやすく、ふくらはぎやおしり、太ももの皮下脂肪は徐々に少しづつつき、なかなか落ちにくいということです。  

皮下脂肪が落ちにくい理由は体温の維持や外の衝撃から内臓を保護する働きがあるためだと考えられます。  


あくまで、体脂肪の落ちやすさには個人差がありますが、このような違いを覚えておくことでダイエットの効率を上げることに繋がると思います。


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内臓脂肪と皮下脂肪の見分け方

内臓脂肪と皮下脂肪の見分けることはできるのでしょうか?


自分についている脂肪が内臓脂肪なのか、皮下脂肪なのかを見分けることができればより効率的に体脂肪を落とすことができます。

その為に見分け方について解説をしていきます。

●体型で判断する

肥満の原因になっているのは内蔵脂肪と皮下脂肪のどちらであるかは、体型である程度見分けることが可能です。


2つの体型について解説をしていきます。


洋ナシ型: 太ももやお尻に脂肪がつく皮下脂肪型の肥満のことです。

もともと皮下脂肪が集中している部位は太ももやお尻なので、皮下脂肪タイプの肥満は下半身を中心として大きくなる傾向があり、洋ナシのような体型になります。


リンゴ型:お腹に脂肪がつく内臓脂肪型の肥満のことです。

胃や腸の周囲に溜まる脂肪なので、量が増えると全身を見てもお腹だけが目立つようになります。


身体のシルエットが上半身より下半身が大きく△のような形になっていれば皮下脂肪、◯のような形なら内臓脂肪と見分けることができます。


●皮膚を触って判断する

体型だけで判断が難しい場合は、脂肪をつまんだり感触を確かめたりすることで見分けることができます。


皮下脂肪は皮膚のすぐ下にあることから、脂肪ならではの柔らかさを感じやすく、容易につまむことが可能です。

反対に胃腸周囲につく内臓脂肪は比較的奥にあるので直接感触を確かめることができませんが、お腹の張り具合が固いことが多いです。

増えた脂肪が内側からお腹を膨らますので、パンパンに膨らんだ風船のように弾力性のある硬さになることが特徴です。


ですので、柔らかい脂肪は皮下脂肪、固い脂肪は内臓脂肪というように覚えておきましょう。


●皮膚の表面温度で判断する

皮膚を触れて感じられる表面温度も内臓脂肪と皮下脂肪を見分けることができます。


触ってみて、温かく感じれば皮下脂肪、冷たく感じたら内臓脂肪だと考えましょう。


皮下脂肪が温かいと感じるのは、防寒の働きがあって身体を保温する働きがあるためです。

身体の表面に近いこともあって、脂肪そのものの温度を感じることができるのも理由の一つと言われています。


反対に冷えているように感じたら内臓脂肪です。脂肪が胃腸を弱め、冷たくしています。


しかし表面温度は個人差があります。冷え性など他の要因がある可能性もあるので、目安として考えてください。

まとめ

今回は皮下脂肪と内臓脂肪の違い、そして体脂肪がつく原因について解説をしました。  


内臓脂肪とは内臓周り(お腹)につく脂肪のことで、皮下脂肪とは、皮膚のすぐ下につく体脂肪のことです。


体脂肪の蓄積には原因がありますが、その原因を改善することで「内臓脂肪」や「皮下脂肪」を減少させることができ、理想の体を手に入れられます。  


1日で改善することは難しいですが、継続することで改善することはできるので生活習慣の改善などできることから始めましょう。


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