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2026/06/17
【初心者必見】ベンチプレスの重量がアップするコツを解説
【初心者必見】ベンチプレスの重量がアップするコツを解説
▪健康運動指導士 ▪FCM技能士2級
▪JATI上級トレーニング指導者
▪加圧スペシャルインストラクター 等
病院併設の健康増進施設に現場責任者として従事し、2021年にパーソナルジムARCSを設立
みなさま、こんにちは! つくば市のパーソナルトレーニングジムARCSの佐々木でございます。
ベンチプレスの重量を伸ばしたいのに、思うように記録が伸びない──そんな悩みを抱えていませんか?
実は、ベンチプレスは「とにかく重い重量を扱う」だけでは伸びません。
フォーム・トレーニング方法・頻度・そして日々の食事や回復まで、いくつかの要素が噛み合って初めて重量は伸びていきます。
この記事では、初心者から中級者までが実践できる「ベンチプレス重量アップのコツ」をわかりやすく解説します。
よくある伸び悩みの原因から、正しいフォーム、効率的なトレーニング方法まで網羅しているので、今の停滞を突破するヒントが見つかるはずです。
ベンチプレス重量が伸びない理由
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●フォームが安定していない
ベンチプレスで重量が伸びない原因のひとつが、「フォームの再現性が低いこと」です。
毎回動作が微妙に違うと、筋肉にかかる負荷が分散し、最大限の力を発揮できません。
ベンチプレスは大胸筋だけでなく、三角筋前部や上腕三頭筋、肩甲骨を安定させる僧帽筋や菱形筋などが連動する種目です。
特に重要なのが肩甲骨の固定で、しっかり寄せて下げることで胸郭が安定し、大胸筋が効率よく働きます。
また、体幹の安定も欠かせません。腹圧が抜けると力が逃げやすくなり、バーにうまく伝わらなくなります。
まずは重量を追う前に、足の位置や肩甲骨のセットなどを毎回同じにすること。フォームの安定=力の出力安定につながり、結果として重量アップに直結します。
●可動域がバラバラ
ベンチプレスで重量が伸びない原因のひとつが「可動域のバラつき」です。
バーを下ろす深さや位置が毎回違うと、筋肉への刺激が安定せず、出力も不安定になります。
本来ベンチプレスは、同じ胸の位置にバーを下ろし、同じ軌道で押し上げることで大胸筋の力を最大化できる種目です。
可動域が浅すぎると刺激が不足し、深すぎると肩への負担が増えやすくなります。
まずは軽めの重量で「毎回同じ深さ・同じ位置」に下ろす感覚を固定することが重要です。可動域の安定は、そのまま重量アップの土台になります。
●重量設定が適切でない
ベンチプレスで重量が伸びない原因のひとつが「重量設定のミス」です。重すぎても軽すぎても、効率よく筋力は伸びません。
重すぎる重量ではフォームが崩れやすくなり、大胸筋や三頭筋に正しく負荷が乗らず“ただ持ち上げるだけ”の動作になりがちです。
一方で軽すぎる重量では筋肉への刺激が不足し、筋力向上に必要な高強度刺激が得られません。
筋力を伸ばす基本は、**5〜10回で限界がくる重量設定(中〜高重量帯)**を中心にすることです。
この範囲では神経系の適応と筋肥大の両方が起こりやすく、ベンチプレスの記録向上に直結します。
まずは「今の自分に対して適切な負荷か」を見直し、目的に合った重量レンジでトレーニングすることが重要です。
●トレーニング頻度が低すぎる
ベンチプレスの重量が伸びない原因として、「トレーニング頻度の低さ」も大きな要因になります。
筋力は一度の高強度トレーニングだけでは大きく伸びず、適度な頻度で刺激を繰り返すことで向上していきます。
ベンチプレスは大胸筋・三角筋前部・上腕三頭筋に加え、神経系の適応も強く関わる種目です。そのため、間隔が空きすぎると動作の感覚が抜けてしまい、出力効率が落ちてしまいます。
理想は週1回ではなく、週2回程度の頻度で刺激を入れることです。高重量の日と中重量の日を分けることで、回復を確保しながら動作精度と筋力の両方を伸ばすことができます。
頻度を上げることは単なる回数増加ではなく、「神経と筋肉に定期的な刺激を入れ続けること」。これが重量アップの土台になります。
●回復(睡眠・食事)が不足している
筋肉はトレーニング中ではなく、休息中に修復・成長します。
特に睡眠中は成長ホルモンの分泌が活発になり、筋繊維の回復と超回復が進みます。睡眠時間が短いとこのプロセスが不十分になり、筋力の伸びも鈍くなります。
また、食事面ではタンパク質不足が大きな問題です。
大胸筋や三頭筋の回復には十分なアミノ酸が必要で、摂取量が不足すると筋合成より分解が優位になってしまいます。
加えて、カロリー不足の状態では筋肉そのものを増やすエネルギーが足りません。
ベンチプレスを伸ばすためには、「トレーニング=刺激」「睡眠・食事=成長」という役割分担を意識することが重要です。
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●足の踏ん張り(レッグドライブ)を使う
ベンチプレスの出力を大きく左右するのが「足の踏ん張り(レッグドライブ)」です。
これは単に足を床につけるだけでなく、下半身から生まれた力を上半身へ伝える“土台の役割”を持っています。
大腿四頭筋や臀筋群が床を押すことで反力が生まれ、その力が骨盤・体幹を通じて胸郭へと伝達されます。
ポイントは、かかとを浮かせすぎず、足裏全体で床を押す意識を持つことです。
膝と股関節を軽く固定し、下半身で「押し返す感覚」を作ることで、バーの挙上が安定し重量も伸びやすくなります。
●肩甲骨を寄せて下げる
ベンチプレスで最も重要なセットアップのひとつが「肩甲骨を寄せて下げる」動作です。
これは単なる姿勢づくりではなく、上半身の“土台を固定する技術”です。
肩甲骨を内転・下制させることで僧帽筋中部・下部や菱形筋が働き、肩甲骨がベンチに安定して固定されます。
この状態を作ることで胸郭が持ち上がり、大胸筋がより伸張されたポジションから力を発揮できるようになります。
逆に肩甲骨が開いたままだと、力の逃げ道ができてしまい、肩関節に負担が集中します。その結果、出力効率が下がり重量も伸びにくくなります。
セット時は「胸を張る」のではなく、肩甲骨を後ろポケットに入れるように下げて固定する意識を持つことがポイントです。
●バーの軌道を最適化する
ベンチプレスで重量を伸ばすうえで重要なのが「バーの軌道の最適化」です。
大胸筋は腕を斜め上方向に押し出す動きに強く関与します。
そのため、バーは胸の下部(みぞおち〜乳頭ライン付近)に下ろし、そこからやや斜め上へ向かって押し上げるのが理想です。
この“わずかな弧”があることで肩関節の負担も軽減されます。
軌道が前後にブレると、三角筋前部や肩関節に余計な負担がかかり、出力が分散してしまいます。
ポイントは「胸に下ろして、肩の真上でフィニッシュする」一本の流れを毎回再現することです。
これが安定すれば、扱える重量も自然と伸びていきます。
●グリップ幅の調整方法
ベンチプレスの重量を伸ばすには「グリップ幅の調整」が重要です。
握る幅によって、使われる筋肉と力の出しやすさが変わります。
広めのグリップは大胸筋の関与が強く、狭めでは上腕三頭筋の負荷が増えます。
ただし広すぎると肩への負担が大きくなりやすいです。
基本は「バーを下ろしたときに前腕が床と垂直になる幅」。この位置を基準にすると、最も効率よく力を発揮できます。
●胸で受けて押す感覚を身につける
ベンチプレスで重量を伸ばすには、「胸で受けて押す感覚」を身につけることが重要です。
これは単にバーを上下させるのではなく、大胸筋でしっかり負荷を受け止めてから押し返す動きです。
バーを下ろした際に大胸筋が最大限に伸長し、その伸張反射を使うことで強い収縮が起こります。
この“ため”を作ることで、三角筋や上腕三頭筋だけに頼らず、胸の力を最大限活用できます。
ポイントは、バーを胸に軽く「置く」のではなく、コントロールして受け止める意識を持つこと。
その上で一瞬のブレを止めてから押し返すことで、より安定した出力が可能になります。
重量を伸ばすトレーニング戦略
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●漸進性過負荷の考え方
ベンチプレスの重量を伸ばす基本原則が「漸進性過負荷」です。
これは、トレーニングに対して少しずつ負荷を高めていくことで、筋力を継続的に適応させる考え方です。
筋肉は同じ刺激に慣れると成長が止まり、より強い張力や神経系の動員が必要になります。
そのため重量・回数・セット数のいずれかを段階的に上げることで、筋繊維と神経系の両方に新しい刺激を与えます。
ポイントは一気に重量を上げるのではなく、「前回より少しだけ強い負荷」を積み重ねることです。
これによりフォームを維持しながら、安定して筋力を伸ばすことができます。
●低回数・高重量の日を作る
ベンチプレスの重量を伸ばすためには、「低回数・高重量の日」を設けることが効果的です。
これは筋肥大よりも神経系の適応を優先し、最大筋力を高めるためのアプローチです。
高重量のトレーニングでは速筋線維(タイプII線維)の動員が強くなり、より多くの運動単位を一気に使う“神経的出力”が鍛えられます。
これにより、同じ筋肉量でも発揮できる力が大きくなります。
具体的には、1〜5回程度で限界がくる重量を扱い、フォームを崩さずに高強度の刺激を入れることがポイントです。
ただし毎回行うのではなく、回復を考慮して週1回程度に抑えるのが基本です。
高重量の日を作ることで、「最大出力の上限」を引き上げることができ、ベンチプレス全体の記録向上につながります。
●補助種目を取り入れる
ベンチプレスの重量を伸ばすうえで重要なのが「補助種目の活用」です。
メイン種目だけでは刺激が偏りやすく、弱点がそのまま伸び悩みの原因になります。
ベンチプレスは大胸筋・三角筋前部・上腕三頭筋の複合動作ですが、それぞれの出力が均等でないと力が最大化されません。
特に三頭筋や肩周りが弱いと、押し切る局面で失速しやすくなります。
そのため、ダンベルプレスやインクライン系で大胸筋の可動域を補ったり、ナローベンチやディップスで上腕三頭筋を強化することが効果的です。
また、ローイング系で背中を鍛えることで肩甲骨の安定性も向上します。
補助種目は「弱点を埋めるためのトレーニング」として位置づけることが重要で、メイン種目の出力を底上げする役割を持ちます。
●停滞期の打破(デロード・変化)
ベンチプレスが伸びなくなったときに有効なのが「停滞期の打破(デロード・変化)」です。
ずっと同じ負荷で続けると、筋肉だけでなく神経系も刺激に慣れてしまい、成長が止まりやすくなります。
デロードは一時的に重量やボリュームを落とし、筋肉・関節・神経系の疲労を抜く方法です。
これにより回復が進み、次のトレーニングで再び高い出力を発揮しやすくなります。
また、種目や刺激の変化も重要です。グリップ幅を変える、インクラインを入れる、レップレンジを変えるなど、刺激パターンを変えることで新しい適応が起こりやすくなります。
停滞は「成長が止まったサイン」ではなく「刺激を変えるタイミング」です。適切に調整することで、再び重量を伸ばす流れを作ることができます。
ベンチプレスを伸ばす生活習慣
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●タンパク質摂取量の最適化
筋肉はトレーニングで破壊されたあと、十分なタンパク質が供給されることで修復・成長します。
筋繊維はアミノ酸を材料にして再構築され、特に速筋線維の肥大には十分なタンパク質供給が欠かせません。
摂取量が不足すると、筋合成よりも分解が優位になり、回復や筋力向上が遅れます。
目安としては、体重1kgあたり1.6〜2.2gのタンパク質を毎日安定して摂ることが推奨されます。これを複数回に分けて摂取することで、筋合成の効率も高まります。
トレーニングの質だけでなく、「材料をしっかり入れること」が重量アップの前提条件になります。
●カロリー収支の考え方(増量・減量)
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●睡眠と筋力の関係
筋力向上には、トレーニング後の「回復」を担う睡眠が不可欠です。
睡眠中、とくに深い眠りでは成長ホルモンが分泌され、筋肉の修復と筋タンパク質合成が進みます。
また、神経系の疲労も回復し、高重量を扱うパフォーマンスの維持にもつながります。
一方で睡眠不足は、テストステロン低下やコルチゾール増加を招き、筋分解やパフォーマンス低下の原因になります。
目安は7〜9時間の質の高い睡眠。トレーニングの効果を引き出すには、「しっかり寝ること」も重要な習慣です。
●サプリメントについて
サプリメントはあくまで補助ですが、栄養状態を整えることで筋力向上をサポートします。
基本は食事からの摂取が前提ですが、不足しやすい栄養を効率よく補えるのが利点です。
代表的なのはプロテインで、トレーニング後に素早くアミノ酸を供給することで筋タンパク質合成を促進します。
また、クレアチンは筋細胞内のエネルギー(ATP)再合成を助け、高強度のパフォーマンス向上に寄与します。
ただし、サプリメントだけで筋力が伸びるわけではなく、トレーニング・食事・睡眠が整って初めて効果を発揮します。
「足りない部分を埋める」という目的で使うことが、重量アップにつながる現実的な活用法です。
よくある質問
Q. 週に何回ベンチプレスをやればいい?
A. 目安は週2〜3回。頻度を上げることでフォーム習得と神経適応が進み、重量が伸びやすくなります。
Q. 毎回限界までやった方がいい?
A. 基本はNGです。毎回限界まで行うと回復が追いつかず、逆に伸びにくくなります。**余力を1〜2回残す(RIR1〜2)**くらいが効率的です。
Q. 伸びが止まったらどうすればいい?
A. 重量・回数・セット数のいずれかを調整する、もしくは一度ボリュームを落として回復させるのが有効です。停滞はよくあることなので、焦らず調整していきましょう。
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